農業用水を地域用水としてとらえ、地域における防火用水、環境用水など多目的な役割を果たしている。したがって、この地区では農業水利施設の機能保全のため、地域住民約250人が参加して、ため池周辺の清掃を行っている。 |
水の大切さを考える小学生5年生の「総合的な学習」の一環として、松山市の小学校を対象に、水田が生物の繁殖の場になって、自然環境にも大きく影響していることや景観保全など、農業用水が果たしている多面的機能を知ってもらい、面河ダムの水が農業用水として松山平野(道後平野)へ送られてくる仕組みや土地改良区のやくわりなどを、地域の歴史的経過を交えながら出前事業をおこなっている。 |
「耕して天に至る」と形容された南予の段々畑は、昭和20年代を中心に積極的に開墾された宇和海海岸の景観であり、文化財として後世に引き継ぐべき貴重な財産である。 |